新陳代謝や消化吸収に欠かせない「酵素」。今やブームですね。でも、その効果を満喫するには、死んだ酵素では意味がないもの。
ここでは、「生きた」生酵素を効率よく摂る方法や失敗例などをご紹介します。
生酵素を効率よく摂るには?
鍋料理でしっかり煮込んだ野菜の酵素は熱で壊れてしまっています。
食物繊維は残っていますが…
生野菜や生の果物で生きた酵素を摂りたいですね。
でも、実は更に効果的に酵素を摂る方法があるのをご存知でしょうか?
それは「50度洗い」と呼ばれるもの。
熱湯ではなく、48度~52度のお湯でさっと洗うだけで野菜が格段においしくなり、消化もよくなり、そして何より酵素が活発になるのです!
お湯は48度以下になると菌が繁殖しやすくなるそうですので、温度計が必要ですね。
キャベツなら20秒程度、丸のままの人参なら5分程度浸すのが目安です。
キャベツと生酵素サプリはどう?
実際、生酵素サプリとキャベツの組み合わせでダイエットに成功している人もいるほど良い組み合わせ。
キャベツは美容と健康に良い栄養素がたっぷりで、世界中のダイエッターが注目しています。
「キャベツをすりおろし?」と、目が点になるかも知れません。
でも実は、キャベツに含まれる抗酸化物質(アンチエイジングやがん予防)は、すりおろして空気に触れることで働きが良くなるのです。
生のキャベツは硬いため、消化するために胃に負担がかかります。
すりおろしや50度洗いしたものなら、しっかり体内吸収されて酵素のパワーを満喫できますよ。
人参と生酵素サプリはどう?
「野菜ジュースに人参は欠かせない」という人も多いでしょう。
でも、人参に多く含まれる酵素、アスコルビナーゼはビタミンCを失活させる働きが。
この、あまり嬉しくない酵素を無効果するには、熱を通す、酸と一緒に摂るなどの工夫が必要です。
人参入りの野菜ジュースには、レモンやオレンジなど酸味のあるものも加えて。
紅葉おろしにはポン酢を加えましょう。
また、面倒でなければ下茹でした人参を使うのも手です。
「えっ、じゃあ人参の酵素は死ぬの?」と思う方。
そうです。人参の酵素はアスコルビナーゼなので、殺しちゃって大丈夫。
美容・健康に効果大とされる、人参のベータカロテンは熱を加えた方が実は吸収率がアップするのです。
上手に生酵素を取り入れて、イキイキとした美しさをめざしましょうね!