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栄養満点な「チアシード」って聞いたことがありますか?ミランダ・カー、藤原紀香、ローラ、DAIGOなども摂っている、見た目は黒ごまにそっくりな健康食品です。ダイエットに効果バツグンだ、と引っ張りだこになっています。
ところが、今「ホワイトチアシード」という食品が新たに注目を集めています。チアシードとどう違うのでしょうか? 調べてみました。
「チアシード」とは
チアシードとは、メキシコ原産、古代マヤ・アステカの民族の間で古くから採取されていた、チアというシソ科の植物の種のことです。栄養価が豊富で、チアシードと水があれば生きられる、走り回れるということで「ランニングフード」と言われていたほどです。
成分は植物性タンパク質、食物繊維、ビタミン、ミネラル、カルシウムなどのほか、オメガ3脂肪酸やα‐リノレン酸も。タンパク質は赤インゲンマメの6倍、カルシウムは牛乳の6倍含有しています。
オメガ3脂肪酸は、不足すると学習能力や視力が低下すると言われている、必須脂肪酸です。魚類やキャノーラ油、大豆などに多く含まれ、中性脂肪を減少したりアルツハイマーにも有効という研究発表が出ています。
また、α-リノレン酸はキャノーラ油、大豆、ほうれん草、青梗菜などに含まれる必須脂肪酸です。血行を良くし、動脈硬化の予防に効果があります。また、うつ病に効果があるとされ、特に産後うつの時に摂取すると好転するとの結果も出ています。
この種を水に入れると約10倍に膨らみ、プルプルになります。このプルプルはこんにゃくの主成分であるグルコマンナンと呼ばれる食物繊維で、満腹感を与えてくれるほか、老廃物を絡め取り体外に排出してくれるのです。
「ホワイトチアシード」って「チアシード」と何か違うの?
チアシードは黒ごまにそっくりですが、「ホワイトチアシード」は白ごまそっくり。黒いチアシードを品種改良して出来た、より栄養価の高い種のことで、「サルバチア」と呼ばれています。
チアシードは水を含んで10倍になりますが、「ホワイトチアシード」は約14倍に膨れます。また、オメガ3脂肪酸もチアシードより多く、高血圧や糖尿病、動脈硬化の予防や改善、肝臓がんの発生リスクを低くすることなどがわかっています。
実際に「ホワイトチアシード」を摂取している人からは「疲れにくくなった」「だるさが抜けた」「驚くほど便通が良くなった」という声が多くあがっています。
ダイエットに良いの?カロリーは低い?
水分を含むとすぐに膨れるので、簡単に満腹感を感じることができます。また、主成分のグルコマンナンは糖やコレステロールが体内に吸収されるのを阻止するので、ダイエットにぴったりなのです。しかもこんにゃくよりずっと栄養価が高いです。
ところが、ひとつだけ落とし穴があります。カロリーが高いのです。100gあたり500kcal以上ありますから、ちょっとした和定食並み。お腹を膨らませるためにたくさん摂取して好きな物もがまんして、それで太ってしまったら意味がありませんね。
1日どのくらい摂るのが適当?
大さじ1杯、10g程度が良いとされています。それなら50kcal程度ですから、カロリー制限していても大丈夫。殆ど無味無臭なのでそのまま食べても大丈夫。ただ、噛むとプチプチ感が楽しいですが、あまり長く噛んでいると口の中の水分を吸い取ってしまいます。軽く噛んで、コップ1杯程度の水で流し込むようにしましょう。
ほかにおすすめの食べ方はある?
野菜ジュースやヨーグルトなどに小さじ1杯ほど入れ、冷蔵庫に2~3時間入れておくと、最大限まで水分を含みます。でも、そこまで時間をかけなくても、飲み物に入れて数回振るかかき混ぜ、数分おけばかなり膨れますよ。チアシードは熱に弱く、40℃以上のお湯だと美容成分が壊れるので、常温かそれ以下にして飲んで下さい。
ほかに、ゴマ代わりに使ったり、スムージーを作る時に一緒にミキサーに入れて攪拌したり、クッキーの種に練り込んだりとアイデアは無限大。ドレッシングやたれに入れている人もいます。
黒いチアシードは、膨れるとオタマジャクシの卵のようになります。外観がちょっと気持ち悪いという人もいますが、「ホワイトチアシード」なら見た目も食感もタピオカに近いですから大丈夫。
健康に良くてダイエットもできる、夢のような食材「ホワイトチアシード」。ぜひ一度試してみて下さい。