「ルームランナー」と聞くと、2015年3月に終了した大人気のアメリカ青春ドラマ、「glee」のレイチェルを思い出す人も多いことでしょう。
ティーンでも、大人でも、もちろん高齢の方でも、「人生やる気がある」人が使っているイメージですよね。
仕事の都合上ジムに通う時間がなかったり、普段ランニングしているけれど雨の日も自宅で走りたいという人に人気のあるルームランナー。
「じゃあ、さっそく私もイキイキした人達の仲間入りに!」とルームランナーの購入を考えたところで、マンションなど下の階に人が住んでいる場合はちょっとひるんでしまうかと思います。
そう、「騒音や振動で迷惑をかけてしまう!」という問題が立ちはだかるわけですね。
もちろん夜間や早朝にマンションでルームランナーを使用するのは問題外ですが、ここでは常識的な時間帯に使うことを前提に、できる限りの騒音対策をご紹介しましょう。
1、できるだけ歩行に使うこと
普段から普通に部屋の中を歩いている分には、下の階の人に「足音で迷惑をかけてしまうかも」などとは考えないもの。
ルームランナーを使用する際も、ある程度の騒音対策をしていれば「歩いている」分には問題ないことでしょう。
しかし、ついつい名前通り「走ってしまう」のがルームランナー。
本気で騒音をゼロに近づけたければ20万円前後のマシンを検討しなければなりませんが、お手頃価格のマシンででも「何とか走りたい!」という人は以下の騒音・振動対策を強化するなど、工夫しましょう。
2.マシンの下にマットを敷くこと
マンションが1階でない限りは、下の階の人に対する防音&振動対策は不可欠ですが、
どんなマットでも良いわけではありません。
ルームランナーの下に、4cm程度のしっかりした厚みのある防振マットを敷きましょう。100円均一で売っているような薄いものではなく、しっかりした厚みのものでなければ意味がありません。
ヨガマットではダメですよ!
できればゴム製で、厚く、柔らかいものがお勧めです。
実際、マンションでルームランナーを使用している知り合いは大抵この「下敷きマット」を2重以上にしています。
最近では「騒音吸収マット」というありがたい製品も楽天などにお手頃価格で出ていますので、チェックしてみましょう。
3.静かに走る(歩く)
「そんなことができるの!?」と言われそうですが、実は難しくはありません。
街を走っている人達を見ても、走り慣れている人(ちゃんとトレーニングウェアを着てスニーカーを履いている人)は軽やかに走っていますよね。
一方で、ゼイゼイ言いながら「どすん、どすん」と走っている人もいますね。
実は、走り方はあなたのチョイスなのです。
私は軽やかに走る(歩く)ことを断然お勧めします。
実際に試してみればわかりますが、これは膝にもやさしい上、筋肉をしっかり使うため、カロリー消費量が高くなるわけです。
ルームランナーでトレーニング中、「疲れて足取りが重くなってきた」と感じた場合は休憩すべきで、無理をしても望む効果は得られません。
4.使用する時間帯
早朝、夜間に使用するのは避けましょう。迷惑がかかりにくい、日中がおすすめです。
特に夜間は、眠る妨げになってしまうのでNGです。
5.使用する時間の長さ
ルームランナーを使用する長さは30分、または長くても1時間にとどめましょう。
マンションの構造上、防振マットを敷いてもどうしても響いてしまうこともあります。
お互いが気持ち良く使用できるためにも、長時間の使用は念のため避けるべきです。
6.柱や梁近くにルームランナーを設置する
部屋のど真ん中に置くよりも、柱や梁の近くの方が振動をおさえることができます。
部屋の角などに置くことで音の響きも抑えることができます。
■おわりに
ルームランナーはマンションにも設置できます。しかし、その際にはしっかりと防振対策を行い、下の階の人に不快な思いをさせない工夫が必要です。
以上、マンションでルームランナーを使うときにできる騒音対策をご紹介しました。
できる限りの対策をして、心おきなくエクササイズに励みましょう!